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2016/2/29 スターバックスのイタリア進出

レプッブリカより

HK Starbucks Coffee in Caine Roadスターバックスって日本ではもはやどこの駅にもあるぐらいですよね。 ここ、ヨーロッパではスターバックスが流行っているとはあまり言えない状況なんですね。 例えばリヨンにはどうやら一、二軒あるようですが人口100万人に対しては日本などと比べるとかなり少ないですよね。 それでもフランスなどでは良い方で、なんとイタリアには未だに一軒もないそうです。 ですが、この度イタリアのミラノに1軒目をオープンさせることに決めたそうです。

レプッブリカの記事や、他の新聞の記事を見ていても、主観的なことはあまり書かれていないんですが、おそらくイタリアで他の喫茶店と張り合うのは難しくなりそうだ、という感じの書き方が目立ちます。 そもそもがこのスターバックスのCEO自身、30年前のイタリアを見てスターバックスを始めることを決めたそうなので、それほど「侵入者」という感じはしないのかもしれません。

国別のスターバックスの数をネットで調べてみたら、ここのサイトが見つかったんですが、これによると、一番多いのは合衆国(当然ですね)、その後カナダ、中国、日本と続きます。 ただ、イギリスを除くとヨーロッパにはあまりないみたいで、その後に続くヨーロッパの国はドイツなんですが、日本の6分の1程度しかないようです。 この記事によると、ヨーロッパとアフリカの売り上げは現在スターバックスの売り上げの10パーセントにも満たないということなので、イタリアではさらに厳しい状況になりそうですね。

2016/2/28 スイス国民投票

ノイエ・チューリヒャー・ツァイトゥングより

2011 Italian referendums 昨日アイルランドで選挙があったっていう話を書いたばかりですが、今日はスイスで国民投票があったそうです。 話題となったのが、移民問題。 スイスはそもそもが移民の国なんですが、裕福な国ということもあり、ドイツなどからの移民が厭わしく思われていたりするんですね。 今回、国民投票の対象となったのは保守系のスイス国民党が提案した犯罪を犯した外国人を自動的に国外退去処分にできるかという問題。 6対4ぐらいで、否決されたようです。

具体的には、社会保障制度を悪用したり、盗難を繰り返した場合にはケースバイケースの審査をせずに、自動で国外退去処分にするという話だったようです。 ドイツでも似たような議論がされているようなんですが、こちらは例えば性犯罪などの重罪に適用されるそうです。 大晦日のケルンの件が響いているようですね。

同時に通称「結婚税」と呼ばれる、結婚したカップルの収入が合計で計算されることによって税金の支払い額が結婚したことで却って増えてしまう制度があるんですが、それを撤廃する提案も否決されたそうです。 なんででしょうかね。

ここ、ヨーロッパだとスイスの政治が非常に排他的であることがよく指摘されますが、国民も同じかというと、そうでもないようですね。 なんにせよ、今回の国民投票が国外に送り出したメッセージも大きそうです。

2016/2/27 アイルランド総選挙

BBCより

ヨーロッパの経済危機が来た時にGDPの25パーセント程度しかなかった借金が一気に120パーセントぐらいまで膨らみ、ギリシャ、ポルトガル、スペイン、キプロスなどと並んで崩壊の危険性まで囁かれていたんですよね。 結局その後割と安定した政治に戻り、2014年にはEUの救済措置プログラムから抜け出すことにまで成功しました。 ただ、右の図はアイルランドのGDPを表しているんですが、確かに今もまだ経済危機前のレベルには戻ってきていないんですね。 そのため、国民の不満は結構強いようで、今回総選挙があったそうなんですが、与党連立政権に対する風当たりはかなり強かったようです。

改選前は最大与党のフィナゲールと、フィナゲールと同じく左よりの労働党が、保守系で80年も政権を担ってきたフィアナフォイルを破って当選したわけですね。 今回の選挙ではフィアナフォイルが巻き返しを図ったのと、その他の少数政党が議席を得たようです。

まだ開票は終わっていないようなので、最終的にどのような政治体制になるかは具体的にはわからないようなんですが、当然左派のフィナゲールと右派のフィアナフォイルが連立政権を組む、ということはすぐには考えられないような状況なので、今後、少数政党なども含めた駆け引きが難しくなりそうですね。

スペインの総選挙の話は総選挙があった12月にすでに書いたじゃないですか。 今どうなってるか知ってる人はいますかね。 実は、まだ連立政権が組まれていないんですね。 状況はアイルランドと似ていて、最大政党の政治的思想が違うのと、細かい政党がありすぎるっていうのが問題なんですが、政治的なイニシアチブにかける不安定な状況が続きそうです。 ただ、ベルギーでは2010年から20ヶ月連立政権の交渉が進まず政府がない状況だったんですが、その期間、実は他のEUの国よりも経済が発展するという不思議な事態になっていたんですね。 むしろ政府がない方がいいのかもしれません・・・。

2016/2/26 イラン選挙とテレグラム

ルモンドより

Hassan Rouhani casting his vote for 2016 elections イランでは現在選挙が行われています。 この選挙は極右政権だったアフマディネジャド大統領の頃とは打って変わって欧米との協調路線をとるロウハニ大統領に代わって最初の選挙で、その成果が試されるわけですね。 何と言っても、ロウハニ大統領に代わって念願の西側の経済制裁解除を成功させたわけじゃないですか。 当然革新派が票を集めることはわかりきっているわけですが、それは宗教的指導者、ハメネイ師が許さないわけですね。 そのため立候補者のうち約半数が不適当とされて除外されたそうです。 そもそもが選挙期間自体わずか一週間程度しかなく、保守派に非常に有利なように選挙が進んで行っているわけですが、特にここで一躍かっているのが、テレグラムというスマートフォンのアプリだそうです。

Internet Censorship and Surveillance World Map話題となっているのがテレグラムという、日本でいうとラインと同じアプリなんですが、もともとはロシアから逃げ出したプログラマーが作っていて、本部はドイツ、ベルリンにあるんだそうです。 音声通話はできないんですが、何よりセキュリティーには評判があり、送る文章は暗号化できるし、送った後の画像なども削除できるということで、他のアプリよりも人気があるんだそうです。 特にフェイスブックや、ツイッターがブロックされているイランでは、行政の目を気にせずに情報交換できる場所として非常に重宝されているようですね。 右の図は、世界全体のインターネットの監視状況を表した図で、ピンク色の国では内容に入り込んだ監視がされているそうです。 主に東側の国とアングロサクソン系の国で監視が強いようですが、イランも当然そのうちの一国に入っていますね。

最近は行政の干渉が入ってきていて、テレグラムもブロックされないでいられるのも時間の問題のようですが、今回の選挙はとりあえず問題なく役目を果たすようです。 ただ、上に書いたセキュリティーの話ですが、実際のところ、例えば何らかの理由で逮捕者が出た場合に、その逮捕者のパソコンが押収され、そこから他の活動家の書いている内容がわかる、という風な感じで行政の側に内容が筒抜けになるということもあるそうです。 ということはどんなにセキュリティーが完璧でも、完全に安全、っていうことはないということになりますね。 何にせよ今回の選挙でイランが完全に変わるということはないにせよ、一種のステップとして開かれた国に向かっていくことは間違いないようですね。 今後が楽しみです。

2016/2/25 リビア王政復古?

ニューヨークタイムズより

アラブの春の最初の舞台となったチュニジアは最近民主化が進み、平和になっていっているようなんですが、同じくアラブの春で独裁政権を倒した隣国リビアは、イスラム主義と無宗教の勢力がそれぞれに東西に首都を置く状況が続き、現在のところ解決の見込みはないわけなんですね。 普通だったら勝手にやらせておけっていう選択肢もあったりするのかもしれませんが、ここリビアでは、6500人ほどのISの戦闘員が加わっていて、漁夫の利を得ているようです。 そこで、王政復古させてはどうか、という議論が始まっているそうです。

アラブの春で倒されたカダフィ大将ですが、自らも1969年に当時の王制を倒して政権についたらしいんですね。 その時の王宮は自分で使い、その他、王家の関係者は基本的に排除されたそうで、当時の王は1983年に亡命先のエジプトで死んだらしいんですが、実は王家の子孫が生き残っていて、それに敬意を見せる人もまだ多くいるんだそうです。

国連は国連で、できれば民主的な政権ができてほしい、というところのようですが、国連主導の和平交渉は急ぎすぎて双方の了解を得ずに進んでしまい、破綻したも同然になっていて、事態が事態のため、王政復古で解決するならそれでいい、ということのようですね。

上のxkcdのコミックは僕が選んでおいたわけですが、この王政復古の話も当然反対勢力がいるわけで、一筋縄に行かず、逆に勢力を分断させてしまうだけの結果になるかもしれません。

2016/2/24 現代の奴隷

ツァイトより

奴隷問題って聞くとどういう話を思い浮かべますかね。 やはり合衆国の歴史などが思い浮かぶ人が多いいんじゃないでしょうか。 もはや自分たちには関係ないと思う方が多いかもしれませんが、世界には事実上の奴隷となっている人がたくさんいるそうです。

イギリスのUnseen UKの調査によると、全世界で未だに2100万人もの奴隷が働いているそうです。 男女別で見ると若干女性の方が多いようですが、どうやら性奴隷になっているケースが多いからのようです。

例えばTシャツのような何気ないものを買う時点で奴隷のように扱われている人に関わってくるらしいんですが、自分の生活が成り立つために一体どれだけの奴隷が使われているのか概算してくれるサイトがあったのでやってみました。 Slavery Footprintというところだったんですが、僕の場合上の画像にもあるように、25人関わっているそうです。

実際のところ、奴隷として扱われている人の数の集計とかってどういう風に取っているんですかね。 明るみに出ないまま消えていく件もありそうですね。

2016/2/23 ポリネジアの核実験

ルモンドより

French Polynesia on the globe (French Polynesia centered)フランスは第二次世界大戦後にほとんどの植民地を失ったわけなんですが、今も幾つか海外の領土がフランス領として認められ、残っています。 そのうちの一つが、右の地図で囲われている地域のフランス領ポリネシア。 ここは、美しい自然に囲まれつつも、第二次世界大戦後のフランスの核実験の悲しい舞台になりました。

昨日からフランスのオランド大統領がタヒチを訪れているらしいんですが、フランスの核実験の被害者の補償問題が中心になっているようです。 1966年から1996年までここで合計191回核実験が行われたそうで、特に1974年7月17日の核実験では、現地の人にもまず間違いなく被害が出ただろう、ということだそうです。 さらに1968年には広島の原爆の60倍もの威力を持つ原爆を二度も爆発させたのこと。 これまで1024件出された被害者の書類のうち、実際に補償が出たのはわずか19件だそうです。

僕も小さい頃に親に連れられてフランスの原爆実験反対のデモに参加したのをぼんやりと覚えています。 最近は特に原爆自体柔軟性のない兵器として使われることもないと言われることが多いですが、タヒチの核実験なども下記の歴史として消えてしまわないように努力するのが大切ですね。

2016/2/22 インドの水危機

BBCより

Seventy-two Specimens of Castes in India (62)インドで謎の闘争が起こっているようです。 そもそもインドってカースト制が今でも残っている国じゃないですか。 就ける職業とかもカーストの身分によって変わってくるらしいんですが、当然全員が全員それで満足というわけではないらしく問題に発展するってことも多々あるようなんですね。

今回のはそれに代表される事件らしく、職業の割当制に反対したカーストの上流階級の民族が、デリーの上流にジャットという場所があるらしいんですが、そこのムナク運河という場所を占領し、デリーの飲み水の危機につながったそうです。 結果、なんとデリーの5分の3に当たる約1000万人が現在水なしでの生活を強要されているそうです。 インドで水道水が飲み水になるってことはないと思うので、これがそのまま人命に関わるっていうことはないと思われますが、今後、下水の問題とかにつながっていきそうですね。 どう考えても水なしの生活なんて出来ないですからね。

僕らからするとカーストなんか、って感じですが、インドではやはり深刻な問題なんですね。 今後、僕も現地調査ができるように努力してみます。

2016/2/21 モラレスの危機

エルパイスより

Evo Morales in Ecuador (cropped) ユーラシア大陸に比べ、あまり隣国同士の闘争がない南アメリカなんですが、政治的な思想に関しては国ごとに随分違っていたりするんですね。 それがもっとも顕著に現れたのは90年台後半から2000年台初頭のコロンビアと、チャベス氏率いるベネズエラだったわけなんですが、南アメリカ大陸中央の国、ボリビアでは不安定な政治情勢が続いた後、2006年に現職で、いわゆる「チャビスム(チャベス主義)」のモラレス大統領が選ばれ、それ以来経済危機の間なども通して割と安定した政治をしていました。 この度、2019年で終わる任期を終え、憲法上は再任不可能なんですが、その憲法を改正するための国民投票が行われたそうです。

ただ、この憲法改正の国民投票、全国的な大議論になった挙句、おそらく数パーセント差で否決される見通しになったそうです。 これに関してはここのところの政治状況がどうとかいうこととはあまり関係なく、おそらく既に10年も大統領職に就いていることを問題視する意見があったことと、これまでバラバラだった野党を結果的に集結させてしまった、ということが原因のようです。

ボリビアはwikipediaの記事を読んでいただければわかるんですが、南アメリカの経済大国、アルゼンチンとブラジルに挟まれていながら、この地域では最も貧しい国で、歴史的に見てもヨーロッパ諸国からの移民もそれほどには入ってきていないんですね。 そのため、原住民族系で左寄りのモラレス大統領に期待が集まったのも当然といえば当然なわけですが、最近キルチネル大統領が率いていたアルゼンチンで右寄りのマクリ大統領が選ばれたことや、ブラジルのディルマ大統領が不人気であるような風潮を考えると、ボリビアのモラレス大統領が率いた社会主義系の方針も、今後は厳しい運営が迫られるかもしれません。

2016/2/20 旅と仕事

ツァイトより

Carnival Magic in Venedig日本ではあまり話として進んでいないようですが、このところここ、ヨーロッパでは旅をしながら仕事をするというライフスタイルに注目が集まっています。 例えば僕のように主にインターネットだけで仕事ができる人のためにあるわけですが、このコンセプト自体があまりに新しすぎて、可能性が無限に広がってるため、関心が集まっているわけなんですね。

ここの話として出てきているのが、コロンビアからリサボンに向かうクルーズの話。 ノマッドクルーズと呼ばれるサイトも出てきているそうで、要するにシーズン外に船を元に戻さなければいけない場合などに安く乗船させてくれるという仕組みのそうですが、衛星を使ったインターネットがあるため、そこで普通に仕事ができるっていうことだそうです。 ただ、ここに出てくる人の話だと、そもそもこういう旅をどういう風にするか的なことを解説する人が多いようで、本末転倒というか、全員やったら破綻するビジネスをやっているのと、さらにやはり大きな額は稼げないそうで、アジアとかアフリカなど安い国を旅するのにギリギリな額を稼いでいる人が多いようです。

ドイツの労働省の調査によると、ドイツ人のわずか20パーセントが時々家からも仕事をするとのこと。 ただ、残りの80パーセントのうち、二人に一人は仕事の柔軟性を望んでいるらしく、さらに20歳から35歳の調査では、人生において自ら自由に決断できるというのが最も大切で、その次に人生を楽しむというのが来て、キャリアに関してはずいぶん下がって10番目に重要という調査結果が出たそうです。 僕自身旅しながら仕事をしていますが、今後この分野がどのように発展していくか楽しみですね。

2016/2/19 フランス夜行列車の運命

ルモンドより

Night train Hokuriku日本では遠い街に行く、とかいうことがあっても夜行列車を使うことはほとんどないですよね。 例えば仮に東京から福岡まで行くとなっても、新幹線か、飛行機かっていう選択になるじゃないですか。 ここ、ヨーロッパでは高速鉄道網が国家をまたいで発達している、というわけでもないので、例えばイタリアからドイツに行く、などという場合夜行列車を使うことが良くあります。 僕は今度ユトレヒトに行くんですが、リヨンを夜8時に出て深夜にオッフェンブールで乗り換えて朝9時にユトレヒトにつきます。 ただ、フランス国内での夜行列車っていうのはTGVができてからあまり必要なくなっていて、廃止された路線などもいくつもあるそうなんですが、国が援助している路線を廃止していく方針が発表されたそうです。

今回援助が廃止される予定なのが、パリとビアンソンをつなぐ路線と、同じくパリとラトゥール・ドゥ・カロルをつなぐ路線。 それぞれイタリアとスペインの国境沿いにあるんですが、山の中の町であまりメインな場所にあるとはいえず、人がたくさん来そうには見えないですね。 また、夜は工事をしている場所も多く、夜行列車を通すこと自体非常に危険なそうです。 そもそもが夜行列車は列車全体の3パーセントしかないのに、フランス国鉄の赤字の25パーセントを占めるそうです。 そのため、競争を促して、赤字を減らしていこう、ってことらしいんですね。

SNCFでパリからブリアンソンに行く今夜の線を見てみました。 147ユーロ(約18400円)だそうです。 決して安いとは言えませんが、TGVと比べると、それほど高くない上に、バスなどよりもはるかに寝心地がいいことを考えると、いい額かもしれません。

2016/2/18 ブラジル経済

UOLより

ブラジル経済がうまくいっていないことはここのホームページでも何度か書いてますよね。 2015年の1年間で26パーセント価値が下がったそうです。 2016年も同じ傾向が続くらしく、ムーディーズの予想だとGDPは3パーセント下がるだろう、と言われているそうです。

原因はペトロブラスの汚職事件と言われているらしいんですが、そもそも石油の価格が下がっていることが問題のようにも見えますね。 2017年まで回復する様子はない、ということらしいです。 そもそも今後5年間で経済が大幅に成長するのは望めないらしく、我慢が続くのではないか、というふうに考えられているようですね。

ブラジルとかだと基本的にコーヒーや原油を除くと産業はないですからね。 原油の価格が下がっている現在、厳しい運営が迫られそうです。

2016/2/17 アップルと個人情報

ニューヨークタイムズより

Apple logo black僕はよく知らなかったんですが、アップルは2014年からiPhoneなどの製品を初期設定で暗号化しているらしく、もはや警察にもデータアクセスができなくなっているらしいんですね。 10回パスコードを間違えるとデータが全て消えるようになっているようです。 さて、ここで問題になったのが12月に起こったサンバーナーディーノ銃乱射事件。 犯人のうちの一人がiPhoneを使っていたらしいのですが、暗号化のせいで警察がデータアクセスできないという事態になりました。

ここで政府が出た次の作戦が司法権の行使。 合衆国連邦裁判所の命令が出たんですが、これによると、そもそもアップルにも暗号化されたデータにアクセスする技術はないため、特殊なソフトを作って、この10回パスコードを間違えるとデータが消えるという設定を逃れられるようにしろ、ということらしいんですね。 要するに4桁のコードの全てのパターンを試して、ロック解除できるようにしろ、ということだそうです。

当然、アップルは反発。 現在のところアップルにすらアクセスできないというのが売りなのに、そんなソフトを作ったら「そういうソフトが存在する」ということになりますよね。 仮にそれがこの一回限り使われただけだとしても、アクセス不可能、と主張することはできなくなります。 また、この件はそもそもこの事件に関わる問題だけでなく、憲法、法律の解釈の仕方、他の会社への影響、今後の合衆国の公的機関による個人情報のアクセス、さらには中国の法整備の問題にまで発展していく可能性があるようです。

僕個人としては何としてもアップルに勝ってもらいたいですが、どっかしらで譲歩が要求されるかもしれません。 そもそも裁判自体非常に長くなることが予想されているようです。 政治的圧力がかかり過ぎないといいですね。

2016/2/16 ロシアとOPECの石油生産協定

ガゼタより

2012 Russia Products Export Treemapいきなり全然関係ない話から入りますが(そしてどっかにすでに書いたかもしれませんが)、実は1月いっぱいでイタリア人の同居人が引っ越してしまい、それ以来ロシア人が加わってるんですよね。 というわけでうちでは僕のスペイン人の同居人と僕が超フル回転でロシア語勉強してます。 てか僕の場合旧ソの国を旅している時にロシア語ちょっと話してたのと、そもそも2011年から延々とロシア語勉強してるってことで日常会話で困ることはあまりありませんが。 まあ新聞記事は相変わらず読んでますしね。

本日の記事はロシアの最近の関心ごと、原油の価格。 何と言っても右のグラフを見ていただければわかるように、ロシアの輸出は石油に頼ってる部分が大きいんですよね(ちなみに右の図の茶色い部分がロシアの輸出における石油などの天然資源の部分です)。 というわけで、原油の価格が大幅に下がると、ロシアの経済も相当圧迫することになるんですよね。

というわけでこの度、ロシア、サウジアラビア、カタールとベネズエラで一種の協定を結んだ、ということなんでしょうか。 何かしらの合意があったようです。 何しろこれらの国は基本的に石油でしか稼げないので同じような状況に陥ってるわけですからね。

現在、ロシアの石油の生産量はこの記事によると1日1088万バレル。 OPECだと全体で3233万バレルで、最も多いサウジアラビアは1020万バレルだそうです。 OPEC外で一番生産しているのは合衆国で、1日920万から940万バレル。 ただ、合衆国の場合独裁じゃないじゃないですか。 そのため、市場の動きに素早く反応して生産量が決まるので、非常に効率よく生産ができるとのことです。 まあサウジアラビアみたいに柔軟性が全くない国からすると脅威ですよね。

ちなみにこの会合に加わらなかった国で重要なワイルドカードになるのはイランですよね。 西側の経済制裁が終わり、すでに最初のタンカーはヨーロッパに出ているだろうということです。 友好国ロシアのためとはいえ、イランが石油価格安定のために生産を減らすとはあまり思えないですよね。

なんにせよ、現在の石油価格の低下が中国の景気減速などから来ていることを考えると、こんな小手先のやりとりで解決できる問題ではないのかもしれません。 ひょっとするとこれらの国での抜本的な構造改革につながるかもしれませんね。

2016/2/15 スペイン国会の外国人率

エルパイスより

ヨーロッパではもはや外国人と現地人の差はあまりなく、議会などにも外国人が出ることが多くなっているんですが、スペインでは国民の10パーセントが外国人でありながら、議員のうちわずか1パーセントしか外国人がいないということが問題になっているそうです。

どうやらこの調査では移民の背景がある人も含んでいるそうなんですが、北に行けば北に行くほど外国人の比率が高く、同じく西に行けば西に行くほど外国人議員の比率が上がるそうです。 最も高いのはイギリスとオランダで、イギリスは国民のうち外国人が占める割合が2010年の時点で7・1パーセントなのに対し、外国人議員の割合は11パーセント、オランダは国民のうちの外国人の占める割合が3・9パーセントなのに対し、議会の外国人が占める割合は13パーセントだそうです。

逆にギリシャなどは国民のうち外国人が占める割合は8パーセントなのに対し、議会には1パーセントしか外国人がいなく、イタリアもわずか2パーセント。 スペインが最下位(最も西なのに)で、国民の外国人比率が11パーセントなのに対し、議会にはギリシャと同じく1パーセントしか外国人議員がいないそうです。

ただ、この統計は親が外国出身なども含むとのことで、スペインのように、経済危機の直前に大量に外国人が流入したような国では外国人議員の割合が低いのは当然だという見方もあるようです。 日本に関しても調べてみましたが、わかりませんでした。 何パーセントとかいうより、何人、という風に数えた方が良さそうですね。

2016/2/14 メイドインエチオピア?

ルモンドより

この記事の内容とはなんの関係もないですが、バレンタインがやってきました。 ヨーロッパでは日本と違ってそれほど商業化されておらず、恋人同士が静かに過ごす程度なんですが、うちでは日曜日だったんで、みんなで集まってボードゲームでした。

さて、さらにバレンタインとなんの関係もない記事で申し訳ないんですけど、エチオピアって聞いてピンと来る人はいますかね? 僕自身、首都がアジスアベバであることが以外特に何も知らないんですけど、「メイド・イン・エチオピア」のトレードマークに向け、現在頑張っているようです。 そこに現れたのが、世界銀行の調査で今後8500万人ほどの労働者を海外に移さなければならないと言われている中国。 その中の華建グループというのがあるらしいんですが、そこが首都のアジスアベバ近くに工場を建てたりしているそうです。

今後10年で3万人分の就職先を作るということでエチオピアとしては喉から手が出るほど欲しかったようなんですね。 エチオピアの平均月収は約70ユーロ(約9000円)ということで、世界の工場となってしまった中国と比べると、最大で10倍差まで広がるということらしいです。

中国だけでなく、スカンジナビアのエイチアンドエムなども、工場を置いていて今後の発展が期待できそうらしいんですが、労働組合などがこれまでのところ作られていないらしく、労働者の保護などが今後の課題になっていくだろう、とのことだそうです。

アフリカといえば西海岸を思い浮かべますが、東海岸もエチオピアや、ケニアなどはそれなりにまともに動いているみたいですよね。 ただ、周辺国のソマリアや、スーダンの様子を考えるとあまり安心はできなさそうですが・・・。 今後、この地域が不安定になっていくのか、発展していくのか、どの国が栄えるかによって色々変わってきそうですね。

2016/2/13 ダストボールの再来

BBCより

Dust-storm-Texas-1935 ダストボールってご存知の方いらっしゃいますかね。 どうやら、合衆国で農業の過剰生産が続いていた1930年代に、一度開拓したのち、見捨てられた土地で起こった砂嵐のことを言うらしいんですが、wikipediaの記事などを見る限り、とりあえず1930年代のみに限られていたようなんですね。 ところが、地球温暖化の結果、これが戻ってくるのではないかという研究結果が発表されたそうです。

このダストボール自体、当時の異常気象などによって引き起こされた部分も大きいそうなんですが、もし同じレベルの異常気象になった場合、トウモロコシの収穫がまず40パーセントほど減るのではないかと言われているそうです。 また、もし世界の気温の平均が2度上がった後だと、65パーセント収穫が減るとのこと。

解決策の一つとしてあげられているのが、単純に生産を北に移すということで、例えばアイオワ、ミネソタ、ネブラスカ、イリノイなどで現在生産されているトウモロコシを、綿に切り替えてはどうかということだそうです。 そもそもミネソタ自体合衆国の最も北にあるんですけど、トウモロコシの生産は諦めちゃうんですかね。 なんにせよ綿って水が大量に必要らしいんですが、その問題さえどうにかできれば、現実的な解決策になるようです。

ただ、それだけではなく、実は合衆国の西側と同じくらい、中国の北東もトウモロコシの生産で有名なんだそうです。 不思議なことに、これまで片方で不作の場合、もう片方は豊作という感じで、お互いに補い合っていたそうなんですが、それがそもそも科学的に理由があったのか、ただの偶然だったのか、という疑問があり、さらに仮に科学的に証明できたとしても、果たして地球温暖化が進んだ世界でも同じように補い合えるのか、というのが非常に疑問なところだそうです。

2015年はこれまでで最も暖かかった年だったそうですが、ヨーロッパは今年の冬も非常に暖かいです。 ウクライナ情勢や、外で過ごすことが多いであろう移民たちのことを考えるといいことなんですが、地球温暖化の観点から考えるとちょっと不安ですね。

2016/2/12 インデペンデント紙の最後

ルモンドより

イギリスの新聞情報に詳しい人はあまりいないかもしれませんが、国内紙にはガーディアン、タイムズ、テレグラフなど世界的にもそれなりに有名なのがいくつかあるんですね(僕自身BBCぐらいしか読まないんでなんとも言い難いですが)。 そのうちの一つに「政党に囚われない新しい新聞」として1986年に登場したインデペンデント紙というのがあるんですが、この度、新聞紙の発行を一切やめ、ウェブサイトのみの提供に変えたそうです。

オンライン版はイギリス国内にとどまらず、海外でもよく読まれているそうなんですが、収入は全然違うようなんですね。 BBCの記事によると、紙で発行しているイギリスの新聞は一般的に数十億ポンドも収入があるのに対し、どんなに読まれている新聞でもオンライン版だと吸うおくポンド程度にしかならないそうです。 

インデペンデント紙は、1990年頃には1日40万部ほど発行していて、ライバルのタイムズ紙が慌てて値下げをしたぐらいらしいんですが、それ以降発行部数は減り続け、現在は2万8000部ほどになっていたそうです。 発行部数がピークの半分ぐらいになったところで、国内紙としては初めてタブロイド判に変わったりしたそうなんですが、それでもあまり効果はなかったようですね。

イギリスの国内紙では初めてオンライン版に完全移行するということなんですが、他の新聞も関係ないということはなく、次はおそらくファイナンシャルタイムズか、ガーディアンだといわれているようです。 僕はBBCでなければガーディアンを読むぐらいなんで、ガーディアンあたりが衰退すると不安ですね。 僕自身、かつての新聞産業が正しかったとも思いませんが、やはりニュースを伝えてくれる機関は大切です。 協力してあげてください。

2016/2/11 ベネズエラの電力危機

UOLより

Bandera de Venezuela en el Waraira Repanoベネズエラはもともと合衆国の傀儡政権状態が戦後から最近まで続いていたんですが、チャベス大統領が就任してからは社会党の独裁政権が続き、チャベス大統領の死後も同じような状況が続いています。 結果、インフラ整備などは滞り、社会主義的な政府にもかかわらず基本的なサービスすら提供できない状況にあるわけなんですね。 そこにここ数年の異常気象が重なり、深刻な水不足の中、電力の75パーセントを水力発電に頼っているため、節電せざるをえなくなったようです。

そこで政府が打ち出した政策がショッピングモールの閉鎖。 昼の1時から3時までと、夜の7時から9時まではショッピングモールを完全に閉めなければならないそうです。 昼の1時から3時ということで、ファーストフードチェーンなどは大きな被害を受けているとのこと。

ただ、実際の所ショッピングモール自体は閉められているのに、中の電気は付いていたり、そもそもショッピングモールを閉めていないのに行政のチェックが入らないため、問題なく営業しているところなどもあるそうで、あまり機能しているとは言えないようです。 そもそもが電力消費でショッピングモールが占める割合自体6パーセントしかないのに、50万人にも上る労働人口を無視するのかというところにも批判が集まっているようです。

そういえば日本でも節電ってありましたよね。 同じようにうまく機能していない上に、そもそもその必要性さえなかったと言われているようですが、各国で状況は似たようのもんのようですね。

2016/2/10 ロシア石油問題

ガゼタより

Photo lg kuwait突然ですが、ここのコラム、世界のニュースを始めて今日でちょうど6ヶ月になりました。 当初は読者を増やしていくことに専念するつもりだったんですが、それ以上に自分の学習のために得るものが意外と多いことがわかり、そっちを重視するようになったんで、はっきり言って読みやすいとは言えないんですが、これまでめげずに読んでくださった皆さん、ありがとうございます。 また、なんでも提案があったら受け付けます。

さて、最近出現頻度が低かったガゼタより、ロシアの内情の話が出てきました。 どうやら、ロシアの石油会社、ロスネフチが近々民営化される方針だったようなんですが、今のままで不可能、っていうことだそうです。

原因は石油の価格の低下。 もともとは1バレル100ドルで取引される予定だったそうなんですが、ここ1年半ほどで石油の価格は70パーセントほど下がり、最近は1バレル30ドルぐらいで取引されていますよね。 その結果、2015年の年間平均1バレル40ドルでは3兆2000億ルーブル(約4兆3000億円)ほどの赤字になったそうです。 これは会社だけの問題じゃなくて国内総生産で見ても3・8パーセントになるとのこと。 さらに、現在の1バレル30ドルが続けばおそらく今年の赤字は5兆ルーブルにまで膨らむそうです。

ルーブルの価値も最近極端に下がっていますよね。 実はうちのイタリア人の同居人が引っ越して、新たにロシア人の女の子が入ってきたんですが、その子も最近は経済的に結構苦しいようです。 まあうちのスペイン人の同居人と僕自身は別に困っていないので、うちとして問題になることはないですが。 これにちなんで(あんま関係ないですが)、うちでは最近家での会話でロシア語使われることが多いです。 今後、ロシアの記事が増えることも間違いなさそうなので乞うご期待。

2016/2/9 ハイネケン業績向上

オランダ放送協会より

Heineken pilsener

ここのページなどを見ていただければわかるんですが、ビールなどのアルコール飲料の売り上げは日本ではどうやら年々減っていっているようなんですね。 ところがハイネケンに関しては逆で、ここのページを見ていただいてもわかるように、年々売り上げが増えていっているようです。

昨年の売り上げは200億ユーロ(約2兆6000億円)。 日本のトップのアサヒの2・5倍ぐらいってことになりますね。 主に、南北アメリカ、東南アジアでは伸びているそうなんですが、アフリカ、東ヨーロッパ、中東などで苦戦しているそうです。 まあ東ヨーロッパはそれぞれの国に安くて美味しいビールがあることと、中東、アフリカなどは宗教などの問題でビールが売れないっていうことがあるんだと思います。

日本だとハイネケンってあまり見ないし、別に見てもなんとも思いませんが、他の国、例えば中国などでは高級ビールとして重宝されているようです。 また、ビール文化のないフランスなどの国でビールを飲む人が気軽に買えるようになっているっていうのもありますね。 日本のように美味しいビールを作っていて、なおかつヨーロッパのビールとは異なった味を提供できるような会社があったりすると、多分他の国でも売れると思うんですが、やはりマーケティング能力がないんでしょうか、日本のビールを他の国で見ることは基本的にはありませんね。 残念です。

2016/2/8 マクドナルドの有機栽培

ツァイトより

McDonald's resturant på Tiller i Trondheim (2)全世界で業績悪化が続いているマクドナルドですが、ヨーロッパ最大の経済、ドイツでも不調が続いているようです。 今回登場したのはMcBバーガー。 Bはドイツで有機栽培を意味するBioから来ているそうなんですが、実際には有機栽培ではないものも使っているのでBioという名前を使うことはできずにBだけになったそうです。

有機栽培ではない材料を使いつつ有機栽培っぽく宣伝していることだけでも結構批判を浴びているのに、実際には10月と11月に試験的に販売してみた結果、それなりにウケは良かったものの、新商品としては失敗だったとのことで、今後マクドナルドで見ることはないようです。 どうやらマクドナルドに来るような客層ではダメっていうことみたいですね。

昔はドイツもアメリカ人のような食生活をしていましたが、日本と同じくらいの2000年に変わったあたりから有機栽培というのが大流行して、その後日本では有機栽培は収まったようなんですが、ドイツでは今でも伸び続けているようです。 その真逆にあるようなマクドナルドの場合思いっきり逆風を受けた感じですね。

2016/2/7 産油国の危機

エルパイスより

Oil well昨日の記事でナイジェリアを除いた西アフリカ聯合の市場がうまくいっているっていう話は書いたじゃないですか。 実際アフリカの経済大国、ナイジェリアは最近わりと安定したグッドラックジョナサン政権を破り、元軍事政権のムハンマドブハリ氏が大統領に就任してしまうぐらい政治が不安定になっているわけなんですね。 原因は同じく石油。

ここ最近70パーセントほど原油の価格が下がったことは書いたと思うんですが、現実問題として、輸出の90パーセント、歳入の60パーセントを石油に頼っているナイジェリアのような国ではその深刻さも桁違いなんですね。 他にもカスピ海沿いの国、アゼルバイジャンも95パーセントを原油に頼ってることからかなりひどく被害を受け、35パーセントほど通過が価値を失ったそうです。

また、石油には直接関係ないようですが、原材料を売っていた南アメリカの国、スリナムも最近の中国の景気減速などの影響を受けて輸出が伸び悩んでいるようです。

これらの国をここのところ、IMF(国際通貨基金)のラガルド専務理事が訪ねて回っているそうです。 IMF自体、西側、特に合衆国などの意向に押され、成長戦略をとることが多いですからね。 これらの国で格差が広がったりしないか心配ですね。

2016/2/6 西アフリカの株式市場

ルモンドより

アフリカ最大の経済国といえばナイジェリアじゃないですか。 でもナイジェリアを除いた西アフリカ連合の市場があって、2015年は世界全体の他の市場とずいぶん異なり14パーセントの成長を記録したそうです。

この市場はBRVM(地方有価証券市場?)と呼ばれ、1996年にベニン、ブルキナファソ、ギニアビサウ、コートジボワール、マリ、ニジェール、セネガル、トーゴの共同で運営され、本部はコートジボワールのアビジャンにあるそうです。 何といっても、ナイジェリアなどでは大きな産業の石油関連の会社が入っていないそうで、おそらくそれが原因で2015年は業績が良かったんだろうと言われているとのこと。 伸びたのも繊維関連、運輸、通信など多岐に渡るそうです。

最近は中国も熱心にアフリカの投資しているようですね。 アジアの経済は伸び悩んでいるみたいですが、次はアフリカかもしれません。

2016/2/5 サウジの参戦

アルジャジーラより

Azaz Syria during the Syrian Civil War Wide Angel of Damage数週間前の記事でシリアの戦争に終わりが見えてきたということを書いたんですが、状況が少し泥沼化してきたようです。 まず数日前に反政府派の拠点となっているアレッポを政府軍が包囲したという話が報道されました。 その後、それまで行われていたジュネーブでのシリア紛争解決に向けた平和会議が一週間延期という話が報道されたんですが、何が原因なのかははっきりしていないようです。 お互いにお互いを避難してあっている状況のようですね。

さて、アレッポを政府軍が包囲するのに成功したのはロシアの協力によるところが大きいと思うのですが、それを西側の国は(当然)良くは思っていないわけなんですね。 さらに経済制裁などが解除され、勢力を増しているシーア派のイランに加え、イエメンなどでもシーア派の勢力が強くなっていることから、同じくシーア派(の一派のアラウィー派)のシリア政府軍が勝ったりすると、スンニ派は非常に困ったことになります。 そういう事情から、西側国家(主に合衆国)の意向によく従うスンニ派の大本山、サウジアラビアがシリアに地上軍を送ることを検討し始めたようです。

具体的にいつになるかや、どれだけの規模になるかははっきりしていないんですが、合衆国はサウジアラビアのこの提案を歓迎しているということなので、近々始まるかもしれません。 名目上はイスラム国を潰すということらしいので、他の国でメディアの戦いになることは間違いなさそうですね。

今日、ニューヨークタイムズでは、シリアの「戦争にはもはや何の意味もない」というタイトルの記事を載せていました。 主に反政府側の声が載せられているのですが、組織としての統合性に欠け、もはや戦争を続けられる状況ではないということです。 シリアの戦争は現在、政府軍、無数の反政府軍、イスラム国、クルド人、合衆国、サウジアラビア、イギリス、ロシア、オランダ、ドイツが参戦しています。 シリアの人々が何を望もうとも、平和が遠く儚き夢であることは間違いなさそうです。

2016/2/4 オランダ警察の裏技

ロイターより

Bald Eagle Head 2 (6021915997)最近どういうわけかドローンが世界中のあちこちで一気に流行りだしていますよね。 日本でもここの報道などでわかるように、一般の人が国会の近くでドローンを飛ばしたりして、社会問題になっていますよね。 そこで、オランダ警察はタカを使うことにしたそうです。

このタカたちはこの記事によると、特殊な訓練を受けたそうでドローンを獲物としてみるそうです。 ビデオを見たいただくとわかるんですけど、ドローンのプロペラって結構危険そうに見えますよね。 タカは大丈夫なのかと思うかもしれませんが、どうやら元々タカの足(?)はそういうのにも耐えられるようにできている上に、何らかの防護策も立てて飛ばせているようです。

ドローンを捕まえた後には肉が一切れもらえるとのこと。 人のテクノロジーでドローンを捕まえるのがそう簡単でないことを考えると安いもんですね。

2016/2/3 ロッテルダムの電気自転車

オランダ放送協会より

Police cyclists London Olympic Torch Relay これを読んでいる人は大体大都市圏に住んでいると思うのであまり聞き覚えがないかもしれませんが、世界の各地で最近レンタサイクルというものが流行っていてですね、要するに町のあらゆるところに自転車のステーションがあって、一つのステーションで借りた自転車がどこのステーションでも返せるっていう風になっているんですね。 料金も非常に低めの場合が多く、僕が知るのだと、サンパウロが1時間まで無料(そのあと幾らかは忘れました)、リヨンだと1日1ユーロ50セントで一度に30分まで利用可能になっているんですね。 どの場合でも一度返すのが重要で、そのあと再び借りられます。 ただ、この度オランダのロッテルダムでは、電動自転車の導入を決めたそうです。

今後2年間の計画らしく、合計で450台装備されるそうなんですが、見ものなのが自転車にタブレット端末が付いているっていうことで、基本的に観光客に使ってもらおうということのようです。 まあそうでなければロッテルダムで電動自転車を使う理由もないでしょうからね。 でも、観光客だけに限らず、ロッテルダムで働いている人が自由に使うこともできるようになるそうです。

確かに他の町に行った時に問題になるのが交通とか場所確認ですよね。 他の町でも導入されると観光するのが楽になりそうですね。

2016/2/2 フランス校内での喫煙

ルモンドより

Smoking in black and white日本では校内で高校生がタバコを吸うなんてもってのほかですよね。 フランスでも基本的にはそういう風になっていたんですよ。 ただ、ここ数週間の風潮を受けてそれを受け入れざるをえなくなったそうです。 一体どういうことでしょうか。

なんとこんなところでもパリの同時多発テロが関係しているんですね。 あれ以来パリやリヨンの高校などにはテロ脅迫の手紙が届き続けているそうです。 タバコに関してはどうなっていたかというと、一応18歳までタバコを買うことは禁止されていても、どうやらフランスでは吸うことに関しては禁止されていなかったそうです。 ただ、校内では当然喫煙が禁止されていたため、これまでは校門の前で高校生がタバコを吸う姿がよく見られていたそうなんですが、あまりに危険すぎるということになったんですね。

それにしてもすごい解決力です。 安全確保のためとはいえ、黙って見過ごさないところがすごい・・・。

2016/2/1 メキシコ経済の低迷

エルパイスより

Mapa Mexico Con Bandera南アメリカに関してはブラジルとアルゼンチンの話をここのサイトでよく出していますよね。 どちらも南アメリカの経済大国でありながら経済の低迷がここ数年で囁かれているわけなんですが、ここ、メキシコも、ブラジルなどが苦しむのと同じように苦しんでいるようです。

原因はブラジルと同じく、原油。 wikipediaのランキングなどを見ていただければすぐにわかるんですが、メキシコの原油貯蔵量も結構半端にならないんですよね。 さらに同じくwikipediaの情報によると、メキシコの輸出の11パーセントを2012年時点では原油が担っていたそうです。 特に政府の歳入の30パーセントを原油が担っていたのが、現在では20パーセントまで下がったとのこと。

ただ、どうやら価格が49パーセント下がったのと、生産が6・9パーセント下がったというだけでなく、政府自体も石油依存している現在の体制を立て直すつもりがあるらしく、それで石油の生産から手を引き始めているのも関係しているようです。

それでも昨年の経済成長率は2・5パーセント。 非常に健康なようにも見えますね。 ニエト大統領は、経済成長率を5パーセントまで上げるつもりのようですが、そのために石油を選んでしまうのであれば、少し残念な気もします。