フランスの春

なんだか去年に引き続ききたんだか来なかったんだかよくわからん冬が終わりました。 そこで突然なんですが、僕のイラン人の同僚が自転車を買う決意をしたようなので、一緒にフランス各地を回ろうっていう計画立ててます。 要するにフランスでは自転車を電車に持ち込むのは(TGVでないかぎり)無料なので、それを利用して、二週に一回ぐらいキャンプでもしながら色んな所に行ってみようって話です。 うまくいくかどうかわかんないですが、とりあえず頑張って出来るだけやってみます。

4月6日

みなさん冬眠お疲れ様です。 そして何より、1年近く更新していなかったこのブログ読んでいただきありがとうございます。 僕の方は、たいして寒くもない冬の間特に何もしなくて、イライラしてたんですけど、僕のイラン人の同僚が自転車買うからロードトリップしようって言い出したんで、ようやくチャリ旅仲間ができてすごく楽しみになってるところです。 予定としては、週末になったら電車で適当な街に行って、チャリで回った後、キャンプして次の日帰ってくるって感じですね。 ヤシン(イラン人の同僚)が自転車買うまでとりあえずリヨンの周辺回ってみることにしました、というわけで今回のは右の地図参照にしてください。 (そしてよかったら標高も見てみてください)

ドイツにはイエーガーマイスターとかいう世にも恐ろしい飲み物があるんですけど、それを昨日スペイン人の友達の引っ越しパーティーに持って行ったらみんなめっちゃはまっちゃいましてね、僕まで飲まされるっていう事態に陥ったわけですが、その割には今日の朝はあっさり起きられました。 ただ今日の朝の気温はほぼ0度。 チャリ旅にはきついですね(冬のキルギスタンを横断した気力はどうした) ただ、天気は久々にめちゃめちゃよくなってくれました。 まあ春以降フランス天気いい日が多いんで期待してます。

リヨンについてよく知ってる方だったらご存知だと思うんですけど、この街まさに谷の中にあるんですね。 すでにいくらかはリヨン周辺も回ったんですが、今年のチャリ旅のスタートを切るために、リヨン周辺の山々を回ってみることにしました。

リヨンを出た直後、"Covoiturage"と書かれた標識を発見。 これ、ようするにカーシェアリングの事なんですが、基本的にはこういうのってネット上で機能するもんなんで、こんな田舎にあったってどうすんの? って思ったんですけど、とりあえず書いてある通り250メートル先には行ってみることに。 ちなみに大通り(?)沿いに250メートルじゃなくて小さな小道どころか行き止まりに入ったところでした。

行き止まりといっても意外と広々とした場所で、パーキングスロットが幾つかあったんで、ようするに車に空き席がある人は、ここに来て誰か乗りたい人が来るのを待ちましょうってことのようです。 はっきり言ってカーシェアリングするためにわざわざこんな所に来る人がいるのだろうか?っていう感じですが、行政も一体でこういうことに取り組もうっていう意識はなかなか日本とは違いますね。

結局今日は一日中あまり暖かくなってもらえませんでした。 これってリヨンが谷にあるっていうことにも関係してて、実は北からか南からしか風が吹かないんですよね。 ここ一週間ほどは北風しか吹いてないんで、気温的には結構厳しいです。

それでも自然はちゃんと春が来たことを察してるみたいで、どこも花が咲き誇っておりました。

まあどこもってこともないんですかね、場所によってはまだこういう風に寂しい木と、いっぱいに咲いた花が共存してるところもあるみたいですね。 早く暖かくなってもらいたいものです。 まあ逆に言えば暖かくなるのが楽しみっていうところもありますが。

こういうフランスの郊外にやってくると「馬に注意」っていう標識があちこちに立ってます。 現実問題として、馬を交通手段として使っているっていう人は少ないと思うんですが、僕が自転車でいろんなところを回るのを楽しむように、馬に乗るっていう人は結構いるようです。

はっきり言って最近では、僕を東京出身(っていうか正確には神奈川だけど)っていう風に思う人は少ないようなんで、そんなに都市っ子だとは思われないんですが、僕が幼少期を過ごした神奈川県川崎市には自然らしい自然っていうのはあまりなく、時々学童の遠足で連れられていった道志川沿いのキャンプ場なんかで森を見て圧倒されてました。 むしろ圧倒というより恐怖に近かった西関東の大自然なんですが、同時に感動も多く、なんだか足を踏み込んではいけない空間に来てしまったような、僕の中では千と千尋を思わせる世界だったんですが、そんな感じの大自然が今、リヨンの周辺に広がってるわけですよ。 それでこういう風景を見るたびに思うんですけど、あの壮大な感じを写真に収めることとかってできるんですかね。 例えば大草原が広がっているところの背景に村があったりすると、大草原が大きすぎて村が全然見えないか、村が大きすぎて距離感が出なくなるんですよね。 要するにあれですね、自ら見てみるしかないと。

今回のチャリは普段と違って移動が目的ではないので、「普通こんなところ通らないだろ」っていうところもちょっと通ってみました。 山のど真ん中で何もないようなところでも、ヨーロッパだと突然こんな感じで修道院が立ってたりするんですよね。 これ、写真では見えなくて本当に残念なんですが、まさに谷の下を見下ろす絶景の場所にあるんですよ。 実際角度によってあラピュタを思わせます。

リヨンにいた時すでにずいぶん寒かったんですが、ここ、標高約800メートルは本当にシャレにならないぐらい寒くて、チャリこぎながら手は震えてました。 ありがたいことに天気だけは文句の言いようがなかったんですが。

この山の上から、15キロほども離れているローヌ川も見えました。 ヨーロッパ北部とローマを結んでいた、今も交通量の多い(東京出身が何を言う)ローヌ渓谷なんですが、こういう静かな場所から見下ろすと不思議な感じです。

でも「静か」と一言で簡単に言えるものでもないかもしれないですね。 そよ風にと共に音を立てる草原が、太陽光を流れるようにして反射しているのも、ここの雰囲気が特別であることに貢献してるわけですからね。

てな感じで、今年初のチャリ旅(?)は終わりました。 金曜日僕の誕生日を盛大に祝おうっていう計画をみんなで立ててるんで、来週末旅リポートがあるか謎です。 なんにせよ、やっとスライドショーのプログラミングが終わった(っていうか始めたのも昨日だけど)んで、これからはもっとたくさん写真置くようにします。 まあリヨン周辺にもまだまだたくさん見るものありそうな気がしますからね。 それに春は春でフランス優雅だし。 面白いことかけるか謎ですが、いろんな経験が目白押しなのは間違いないんで、乞うご期待。

誕生日パーティー

去年は住んでた家が小さすぎてとてもじゃないけど誕生日パーティーなんてできなかったんですよね。 今住んでるところ、前のところの7倍ですからね。 そして懐かしきドイツのゲッティンゲンから僕を追ってリヨンに半年いたエドワードも、留学期間はとっくに終わってたのに、僕の誕生日パーティーまで待ってくれてたんで、奴のお別れパーティーもかねて盛大に祝いました。

二人で合計100年以上招待して、実際何人来たのかよくわかりませんが、最後の方僕の家むしろ小さすぎるんじゃないかってぐらい人来てました。 普段はそうでもないんですけど、今回なんだかやたらとみんなボロボロになるまで酔ってたんですよね笑。 写真見てもらえればわかるんですけど、あっちこっち人が倒れてました。 僕のベッドとか一体最初から最後までで何人寝てたんだろ笑。

なんにせよ素晴らしいパーティーでした。 残念ながらハロウィンまで何もないどころか、ハロウィンうちでやるのかどうかも謎なぐらいですが、次回も参加期待してます。

いつものごとく、いろんな忘れ物が溜まっていっております笑

4月12日、ペルージュ

パーティーの二日後、ようやく肉体的にも回復したんで、リヨンから35キロほど離れた中世の町、ペルージュ(英語版ウィキペディア)に自転車で行ってみました。

晴れの日がもう一週間以上続いてるんですよね。 あと数週間したら「また晴れかよ」ぐらいの文句もここフランスでは飛び交います。 ドイツだったらあり得ないな。

今日は家を出たのが午後2時とかだったんで、誰も通らないような道をゆったり走って行くみたいなことができなかったんですけど、かわりにチャリのダイナモで携帯は十分に充電できました。 この機能にこれまでどれだけ救われたことか。

ペルージュは中世ヨーロッパの街にはよくある丘の上の城壁?に囲まれた街でした。 でもだいたいアヴィニョンとかゲッティンゲンとかみたいに他の街では、現在では街の外に新地区ができてるんですけど、ペルージュの場合はただ草原が広がってました。衛星画像見てみたほうがわかりやすいかも。

今年初めて晴れて暖かい週末になったんで、観光客もたくさん来ておりました。 まあ実際普段どのくらい観光客いるのか知らないですけど。 当然といえば当然なのかもしれないですけどここはマジでストレートに観光だけの街ですね。 住んでる人のための設備が全然ないっていうかスーパーとかも全くないですからね。 フランスの他の街でもありがちな光景といえばそういえなくもないですが

街の入り口あたりに1870ー1871と書かれた柱がありました(3番目の写真)。 1870年というと普仏戦争に当たるんですが、これに絡んだモニュメントってあまり見られないんですよね。 この戦争が第一次世界大戦前のヨーロッパを作り出したわけなんですが、勝者側のドイツですら普仏戦争すらなんのことかわからないっていう人もいるぐらいです。 よくドイツとかでは「歴史を客観的に独立した視点から見る」とか言うんですが、その割には普仏戦争のことすらやらないんだから偏ってるような・・・

とりあえずペルージュ1周ぐらいはしてみましたが、結局すぐに帰りました。 実際のところ、サイクリングのついでに少し寄るぐらいにはちょうどいいんですが、やはり観光名所っていう側面が強くて、僕みたいな人には居心地あんまりよくないですね。 でも環境名所とはいえ、商業的にやっているってことはなかったんで、これからも静かにのほほんとやってくれればいいなと思う次第です。

帰りは結構時間あったんで、主要道路は避けて小さい道を通ってみました。 この道とか"Grande rue"(=大通り)っていう名前の通りですからね。

リヨンに帰る道で「ドイツ兵墓地」という看板を発見。

行ってみたらこれがローヌ川沿いの何もないところに突如かなり大きな敷地が現れました。 これ全部、第二次世界大戦中に亡くなったドイツ人兵の墓石だそうです。 この写真に写る、今のドイツでは禁じられた名前を持つアドルフベージンガー氏も、自分の意思に関わらずに望まずして戦ったのかもしれませんが、事実がどうであれ、この一つ一つの命が今のこの静かで平和な場所ヨーロッパを創るための礎になったことには変わりないですね。 どういうわけか、この南フランスの一角にひっそりと広大なドイツ人兵墓地があることが、今のヨーロッパと、今のアジアを象徴しているような気がします。 僕ら日本人には、東京の一角を取り崩して、望まぬ死を遂げた無実の中国人と韓国人の墓地を作るみたいなことはかなえられなかったようで残念です。

リヨンの近く、このクレーン車には何が起こったのでしょう笑

来週は多分またリヨン周辺の旅になると思いますが、そのあとはイラン人の同僚と一緒にフランスのさらに南に行ってみようかっていう話をしてるんで、写真楽しみにしててください。

4月19日、ヴィラー・レ・ドンブ

普通年取ったらだんだんいろいろやることなくなって行くんじゃないかなとか思うじゃないですか。 例えば週末とか読書とかして過ごすんじゃないかなとか僕とか思ってたんですけど、ものっすごい大間違いでした。 まあ五日前ぐらいから見て行くと、まず、バドミントンから始まって、次の日日本人のパーティー、その次の日ロシア人のパーティーで金曜日は中国人の友達の家で餃子パーティー(餃子あんまり美味しくなかったけど作るのは楽しかった)。 この餃子パーティーのせいで土曜日ノビてたんで本当は土曜日に予定してたサイクリングはドタキャン。 さ、日曜のためにゆっくり寝ようと思ってたら、うちで計画した映画パーティーが深夜以降まで続くとかいう無謀な状況に陥ってしまうわけなんですよね笑

僕実はドイツのゲッティンゲンからリヨンまで2011年に自転車で走ったんですけど、その頃から僕のこと知ってる人ってあんまりいないですよね。 あれが僕の最初のチャリ旅だったんですけど、今回、僕のイラン人の同僚(ヤシン)が同じく初のチャリ旅(?)をしたいって言い出したんで、一緒に行ってきたわけなんですよ。 まああの時6日間で1000キロ走ったことを考えると、若干距離が違うんですが、なんにせよリヨンの近くの町、ヴィラル・レ・ドムの町までいってみることにしました。 グーグルによると、自転車での距離はおよそ35キロ。 朝の時点では、これでどうにかなるだろうと思っていました というか、そもそもが距離がどうとかいうより、今日という日と、彼と、僕と、何もかもが呪われていた日であり、それに何も知らずに手を出した僕らは愚かだったというしかないのですが・・・。

ヤシンがデカトロンっていうフランスにはどこにでもあるスポーツ用品店で買った自転車は、一通りなんでも揃った300ユーロの自転車で、僕がゲッティンゲンからリヨンに行った時の自転車ぐらいのクオリティーのでした。 そもそもが、たかが300ユーロで本当になんでもできるんだから、そのぐらいちゃんと出してみんないい自転車を買って欲しい。

と、思っていたんですが、ヤシンにはリヨン周辺の丘陵地帯は、トレーニングなしでは結構きつかったようです。 これからいろんな人とチャリ旅する可能性が高いんで、ちゃんと覚えておこう。

走っていう途中、変な家を発見。 しゃしんだとよくわかんないかもしれないんですけど、この家、入り口に扉がありません。 へー、写真撮っておこうと思ってブレーキかけた途端、僕の背後3メートルぐらいのところにいたヤシンが、下り坂でしかも前輪のブレーキをかけてしまった結果、ストリートファイター顔負けの見事なサマーソルトを決めて背中からコンクリートに着陸。 どうやら転び慣れしてなかったみたいで、着陸後は放心状態のまま動きません。 ぼくはお腹空いてたんで、昼ごはんのサンドイッチを食べて待つことに。

ブレーキの左右ってどこで自転車を買うかで逆だったりするんですよね。 例えば、日本で自転車買ったら左が後輪じゃないですか? ヨーロッパだと右が後輪が普通なんですけど、実は左右混在しています。 だから自転車買ったらまず最初にブレーキの左右を確認するのが非常に大切なわけですね。

あと、こういうチャリ旅に慣れてない人と街の中でチャリ乗ったりすると、あんまりちゃんと距離とってくれなくて、ぼくとしては凄い走りづらいんですよね。 まあ街中だったら2、3メートルぐらいあれば足りるのかもしれないんですけど(隣同士とかほんとやめて欲しい)、郊外に出たらスピードも上がるんで、できれば10メートルぐらいはとって欲しいんですよね。 ま、結局ヤシンは無傷だったんでよかったんですけど 笑。

無傷かどうかは別として放心状態のヤシン。 哀れな奴だ 笑。

僕らは冒険(?)を探して次へ。 すっごい大きな草原に出たんですけど、はっきり言って天気がクソすぎて全然気分よくない。 なんでしかも上着持ってこなかったんだろ。 マーフィーさんこんにちわ。

マーフィーさんがどういう世界を望んだのかとかわからないですが、この草原のど真ん中、突然驚きのSMS「ご購入のお品の代金419ユーロ90セントのお支払いのためのコードはXXXXXXXXXです。」

は?

どうやら、僕のクレジットカードはハッキングの被害にあったようです(普通ネットとかで買い物をするとこういうSMSがきます)。 しかも何通もきました。 とりあえず顧客サービスに電話してクレジットカードを止めてもらいます。 所持金20ユーロ(フランスは基本的には全てクレジットカードでの支払いなので現金は持ち歩かない)。 フランスの郵便はあんまり機能しないことで有名です。 さて、クレジットカードがない間、どうやって生活すればいいのでしょうか。

追記:数日後、SMSによるダブルチェックの甲斐もなく、どうやらどこかのウーさんが419ユーロ90セント使うことに成功していたようです。 なんでSMSとかそもそも送られてくるのか謎ですけど。 幸い他には使われてなかったんでよかったです。 クレジットカードだから不正利用の場合ちゃんとお金戻ってくるんで、これから警察行って被害届出してから、銀行行ってきます。 いちおう言っておきますが、僕がこれまでクレジットカード使ってたネットのサイトにはいわくつきのはないんで悪しからず。

ヴィラル・レ・ドンブに着いた時、すでに予定よりも20キロオーバー。 僕は別に全然平気だったんですけど、ヤシンはほぼ抜け殻状態。 どう考えてもサイクリングを楽しむ人というふうには見えません。 様々な期待を持って物理を勉強しに大学に入ってくる子たちの夢を粉々にする時のような気分です(そして僕は常に粉々にする側である)。 チャリ旅とかきっと楽しいに違いないと思ってきただろうに。 なんて可哀想な奴なんでしょう笑

さ、話もクライマックスに入ってまいりました。 雨。 最初は写真に写ってる工場の庇の下で休憩してたんですよ。 最近フランス語とペルシャ語をお互いに教えあってるんですよね。 ちなみに僕がなぜペルシャ語話せるかっていう話はアジア横断旅の方見ていただければわかるんで、よかったらどうぞ。 結局雨の方は上がんなかったんでその後すぐ出発。 マジで寒くて指の感覚とかなくなってきたんで、もうとにかくリヨンを目指して猛ダッシュ。 もはやヴィラル・レ・ドンブで力尽きていたヤシンはスピード出せません。 時々僕も振り返ってみたんですけど、最後の方姿も全然見えなくなったので、諦めて一人で帰宅。

帰宅後、あまりの寒さに食事の用意もなかなかできません。 温かいシャワーも浴びて、ヤシンに電話してみました。

「後少しで家着くから頑張ってるところだよ・・・」

・・・。

次の日は平日。 まるで何もなかったかのように、太陽が輝いております。 僕はいつもと同じように朝8時にオフィスに着きました。 悲劇のヒーローヤシン、昨日のアポカリプスを超え、到着。 夕方5時・・・。

前日のパーティーから最悪の状況でスタートし、ヤシンのサマーソルトと僕のクレジットカード不正利用、さらに雨と凍える天気の中一日は終了。 きっとそう遠くない未来、今日という呪われた日があったことを僕らはきっと思い出すでしょう。 僕ら、というか初めてのチャリ旅に心を躍らせて参加したヤシンは特に・・・。 次回はモン・ドールです。 彼も参加してくれるよう期待してます 笑

4月23日、モン・ドール

春のフランス、なんと素晴らしい場所でしょう。 雨が降らなければ。 と、いうわけで、前回何が起こったかわからない人はとりあえずこの文章がどういう絶望を意味してたのかとりあえず確認してからこの先読んで欲しいんですけど、なんにせよ今回は週末を避けて木曜日に旅行してしまおうっていう作戦に出たわけなんですね。 どっちみち今週はイースター休みなんで授業ないんですよ。 当然僕らのボスたちもいないし。 なぜかドクターたちだけ休暇とか取れないんでいちおう形だけは出勤してます。

素晴らしい天気です。 気温もめっちゃ上がってきました。 ただ、ヤシンは水一リットルしか持ってきてないようです。 だいじょうぶだろうか。

本日の目的地はモン・ドール (フランス語版ウィキペディア参照)。 リヨンからの距離は20キロぐらいなんで大丈夫ですかね。 とりあえず前回の悪夢が再発しないようにっていうのを念頭に置いてたんで短めにしておきました。 でもモン・ドールって実は山がいくつか連結しているところなんでそう簡単にはいかないんですよね。

基本的にはフランスの南北をつなぐ川、ソーヌ川をたどっていくとモン・ドールにはすぐつくんですけど、このソーヌ川っていうのがフランスでは(まあ南北を繋いでるぐらいだから当然ですが)結構重要な川で、ところどころ思いがけず名所にぶち当たることもあります。 たとえばこれ、ポール・ボキューズっていう超有名三ツ星レストランにも出会えました。 そのうち自ら中まで行けるように頑張ってみます。

みんなにチャリ旅の話とかすると、一日中ずっと走り回っているような印象を与えるようなんですが、実際には走ってる時間と同じぐらい休憩もとるんですよね。 一人でチャリ旅するとそれだとだいぶ時間余るんで、本とか読むんですけど、今回はヤシンがついてきてくれたんで、フランス語とペルシャ語で語学タンデムとかできてすごい生産的な一日になってくれました。 この調子でいけばこのシーズンが終わる頃にはお互いの言語が話せるようになってるんじゃないかな。 (ちなみにこれとは全然関係なく文化的な側面での話もできたんで、下の方に書きます。 興味があったらどうぞ)

モン・ドール直前、麓の町で昼食。 昼食後、山を登り始めたところ、ヤシンから画期的質問「喉乾いたんだけど水買う場所ない?」 さて、山の中です。 フランスです。 シエスタの時間です。 てかぶっちゃけフランスがどうとかいうより、これ結構アジア人一般に繋がることで、聞きたいこと結構ギリギリになるまで聞かなかったりするんですよね。 みなさん、いう必要があることがあるときは、素直に言いましょう。 ヨーロッパ人そういうの嫌がらないし、面倒な状況が避けられます。

モン・ドールの村々の中にはもう使われてないものとかもまだ置いたままになってたりするんですよね。 例えばこちら、昔はどこのフランスの町にもあった水洗い場。 ここに女の人が集まって選択したそうです。 残念ながら飲用水ではありませんでした。

知らなかった人もいるかもしれないんですけど、僕実は科学者なんですよ。 んで実はここ、モン・ドールにはいわば僕の同胞とも言える、電磁波を発見したアンペアの家があるんですよ。 こんな何もない村出身だったんですね(ちゃんとウィキペディアにもモン・ドールって書いてあります)。 その功績を讃えて、電磁波博物館とかいうのがあります。

天気は最高です(ヤシンは危機的状況です)。 と、思ったら突然看板が登場。 「軍事基地。写真禁止」 軍事基地?

上にも書いた通り、モン・ドールにはいくつか山があるんですよね。 どうやら間違ったのに登ってしまったようです。 まだウズベキスタンの記憶が消えていないので、やはり写真はやめておくことにします。 ホント基地って一等地にありますよね。 特に山の頂上は古城になってて、すごい興味そそられたんですけど、まさにその中に基地ができているっていう最悪の状態。 写真なんか絶対にありえないっていう雰囲気出してましたからね。

ヤシンは半死状態でしたが、景色はめっちゃ綺麗でした。 どっちみち壮大な景色を写真に収めるって不可能に近いですからね。 興味があったら行ってみてください。

山の頂上から出なくても、モン・ドールからリヨンが見えました。 あのリヨンを象徴するクレヨンとか呼ばれる建物見えますかね。 あれはリヨンのローヌ川の反対側の醜悪さを象徴する建物です。 残念ながら実はリヨンも結構大気汚染がすごいので、あんまりちゃんと色々は見えませんでしたね。

As mentioned above, there were other mountains in Monts d'Or, but since we could not find water in the end, we had to go back to Lyon. Still, compared to the last time, there was a great progress we made. Certainly we'll enjoy it a lot more from the next time on.

(From here, there's nothing about the nature in this region so if you are interested in southern France, you'd better skip it). I often find it very interesting to talk to Iranians or Chinese, namely rather materialistic people (I'm not saying it in a negative way), because when I asked Yasin, why he wanted to do road trips, essentially he said "I want to feel refreshed to be able to work better". So are you traveling for your work? "Yes".

In terms of girl friend, he had a similar point of view, which strongly reminded me of the conversation in Langzhou with tracy, whose mother did not allow him to have a girl friend until he gets a job. What counts is the "success in life", whatever it means.

The human society, that had always looked for making the harsh life better, made something that is certainly not very humane out of it, which may be represented in the form of materialism or capitalism, for example. Ironically, 20 years after the collapse of the Soviet union, which stood for (their) socialism, the capitalism collapsed, making it evident that this society of looking for "success" is not sustainable.

However, let's suppose we find a perfect system that would support all possibilities. I still wonder whether this tiny little planet of 510 million square kilometers with little resource can promise all the inhabitants of exploding human society to achieve the success they dream of.

"Happiness" is surely something that has to be defined individually. In front of this reality, the future we will sooner or later be confronted with might be much togher than we think currently.

5月9日、エクス・レ・バン

ドイツ行ってきたんですけど特に書くことないのと、面白かった部分が写真で残ってない、というか写真で表しようがないんで、ドイツの話はやっぱりスキップします。 今回はちょっとリヨンを大幅に離れて、エクス・レ・バンっていう町に行ってみることにしました。 水で有名な町です。 まあ日本では有名じゃないかもしれないですけど。 あと、距離結構あったんで一人で行くことにしました。 次回はヤシンにも参加してもらおう。

さて、当然前日何事もなくチャリ旅ができるはずもなく、今回は「ピザ・パーティー」とかいうのに参加してきました。。 まさに文字通り「ピザ」の「パーティー」で、ただみんなで親がピザ屋経営している友達の家に行って、ピザを食べるっていうなんともシュールなパーティー。

早めに切り上げた結果、家に着いたのが午前1時。 リヨン的には早い。

ここんとこ通例で、週末になると天気が悪くなるとかいう性格悪い状況。 最近花粉症ハンパないんでそういう意味ではいいんですけどね。 (花粉症に関しては結構洒落にらないんで、来週とかじっとしてるかもしれないです)。

通り道に中世の町クレミウ(英語版ウィキペィア参照)とかいうのがあったんで、寄ってみました。 そしたら偶然にも、ワインフェアとかいうのをやってたんで、ちょっと寄って行こうかなって思ったら、入場料2ユーロ。 さすがにチャリこいでるときにワイン飲むわけにもいかないし、買ってもどうしようもないんで、じゃあいいやと思って通り過ぎようと思ったら入り口近くにいたおっちゃんが、実は入場無料券を配っているとかいう、フランスならではの意味不明な状況だったんで、結局中まで入って写真だけバンバン撮らせてもらいました。

昨日はヨーロッパの終戦70周年だったんですね。 しかもちょうど金曜日。 でも残念ながら天気の方はノリ悪くて雨だったんで、結局他の町のイベントとか見れずに終わってしまいました。 なんにせよどっちみち最近のヨーロッパではあんまり終戦記念も大切じゃないようなんで、大大とパレードとかやってたのはロシアぐらいだったようです。

まあ、第二次世界大戦が次の戦争のための口実に使われているアジアと、第二次世界大戦が、平和の必要さを訴えるために使われているヨーロッパを見比べたら、あまり大切じゃないっていうのは、平和になったヨーロッパでは、普通なことなのかもしれませんが。

写真見て貰えば気づかれるかもしれないんですが、朝あんまり天気が良くなかったのに対して、昼寝して起きてみたら快晴。 さすがフランス、ちゃんと晴れてくれます。

"I dared." これを書いたのが誰なのかはわかりませんが、きっと何かが悔しかったに違いない。 お疲れ、あとは引き継ぐよ。

快晴なのはいいんですけど、おかげで花粉症が劇的に悪化しだしました。 はっきり言って何も見えません。 と、思ったらその割に綺麗な写真が撮れてたんでラッキ。 拡大版の方が圧倒的に綺麗なんでせっかくだからクリックしてみてください 笑

フランスって移民の国なんですよ。 例えばアラブ人、スペイン人とかイタリア人なんかはいたるところにいるわけなんですね。 だから注意書きとかの翻訳があったりするとスペイン語とかイタリア語とかが普通は書いてあるんですけど、ここの注意書き「スピード出しすぎ注意」の訳されている言語は、ドイツ語とオランダ語。 きっとあれですね、「どうせゲルマン民族のことだからスピード出しすぎるに決まってるだろ」的な当てつけですね。 まあ確かにそうだけど。

エクス・レ・バンまでって実はローヌ川伝っていけばあっさりつくんですよね。 超簡単じゃんって思うじゃないですか。 実はそう簡単でもないんですよ。 どういうことかと言いますと、そういう風に「自転車専用道路」的なのがあるせいで、自転車郊外で乗ったことない人とかが横一列に走ってしかも前後確認しないで左折(日本的には右折)したりするわけなんですよね。 こういうのを放し飼いにするから事故が起こるんだよ。

途中の道に「カナダ式バリア」とかいうのがあったんでよくよく見てみたところ、スライドショーの二枚目の写真のような歩道?が現れました。 どこらへんがカナダ式なんでしょう? てか危険だからこんなもん設置せんでほしい 笑

エクス・レ・バンの近くに有名な修道院があるって僕の友達が言ってたんで、一応行ってみたんですけど、避暑地に来て何もやることがない観光客が集まる場所的な感じになってたんで、写真だけバンと一発とって退散。

こんなに水も爽快で空気も綺麗なんだから自然を楽しめばいいのに。

僕の家は宗教とかなくて、別に宗教があった方が良かったとも思わないですが、こういう綺麗な景色を見て、素直に感謝する対象があるっていうのもいいですよね。 最近のヨーロッパでは、いろんな理由からあまり宗教は好まれませんが、僕としては、宗教のいい部分も見直してもらいたいものです。 と、こういう綺麗な景色を見るたびに思います。

やっぱり一人旅あんまり楽しくないんで、この日はホテルとらないで、リヨンに帰ることにしました。 家ではパーティーだったんでそのために帰ったっていうのもありましたけど。 なんにせよ次回からは誰かと一緒に行くようにしよう。